2025.9.7(日)
スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]
…神観・後半
神に関する考え方は信仰の土台となる重要なものですが、現在に至るまで地上には人類共通の神観は存在しませんでした。
イエスは、すべての人間が神の子どもとして霊的成長の道を歩めるよう心から願い、霊界における唯一・共通の神観を、「シルバーバーチの霊訓」を通して地上にもたらしてくださいました。
そうしたイエスの人類に対する深い愛が込められた真実の神観をビデオで学習しました。
神観はスピリチュアリズム思想の中の、救済の観点と宗教の観点から見た全体像と同様に、スピリチュアリズムの重要な土台となる内容になっています。真実の神の姿を知ることで、正しい信仰実践・霊的成長の道へ歩みを進めることができるようになります。
今回学習した④摂理(法則)としての神と、⑤究極の理想としての神は、神の定義の中でも最も重要なものです。
特に、④摂理(法則)としての神は、人類が長い間続けてきた神への信仰を根底から覆す画期的な神観です。
神観のビデオ学習の内容は以下になります。
*今回は、④摂理(法則)としての神と、⑤究極の理想としての神を学習しました。
(3)シルバーバーチによって示された真実の神観――“5つの神の定義”
①創造主としての神
②大霊としての神
③愛の始原としての神(愛なる神)
④摂理法則としての神
⑤究極の理想としての神
“5つの神の定義”を2回に分けて学習していきます。
今回は、5つの神の定義の中の後半部分を学習しました。
◎神は霊界・宇宙の創造に先立って「摂理」を設けた
◎神は摂理を通して霊界・宇宙・万物を支配しようとした
・万物・摂理によって支配され、すべての営みがなされている
・神はすべてを完全に認知・把握している
・摂理による支配は厳格。摂理は機械的な正確さで働く
◎人間も、摂理によって支配されている
・神と人間は摂理を介した“間接的な関係”
・神は全人類を“完全平等・完全公平”に扱っている
◎摂理を通して見える神の姿
・摂理の完璧性は、“神の完全性・全知全能性”の反映
・摂理の背後には“神の愛”が存在している
シルバーバーチの言葉
「地上界のすべて、霊界のすべて、宇宙のすべて、そしてまだあなた方に知らされていない世界のすべてが、大霊の法則の絶対的な支配の中にあるのです。その法則から離れては、何ひとつ生じません。すべてが法則の範囲内で発生していますから、大霊はすべてを知っていることになります。」
(シルバーバーチの教え・上)
シルバーバーチの言葉
「大自然の摂理は、常に一点の誤りもなく、規則正しく働きます。摂理は不変であり、人間がつくったシステムとは関わりなく、すべてにおいて数学的正確さを持って作用します。」
(Guidance from Silver Birch)
◎人間は“永遠の霊的進化の道”をたどる
・終わりのない神への接近のプロセス
◎人間は霊的成長とともに、神に近づいていく
・人間にとって神は“究極の理想”であり、永遠に求め続ける存在
◎人間の魂は常に「霊の親」なる神の愛を求めている
・人間は神に近づくにつれて神の愛を実感し、喜びと幸福感が増していく
◎人間は“利他愛の実践”を通して、神に近づいていく
シルバーバーチの言葉
「進化の道は限りなく続きます。無限の進化であるため、到達点がないのです。その点を理解していただけば、究極における“神との合一”などというものは有りえないことが分かるはずです。」
(The Spirit Speaks)
シルバーバーチの言葉
「あなた方は、霊的成長にともなって大霊(神)に近づき、神の摂理に調和した存在となれることを知っていただきたいのです。人間は、同胞のために自分を役立てることによって神に仕えることになります。そして、神のふところに抱かれ、その愛に包まれ、完全な心の平安を得ることができるようになるのです。」
(The Spirit Speaks)
✿参加者の感想
●本日は、前回に続き摂理(法則)としての神、究極の理想としての神について学習しました。
すべてが子どもである私たちの霊的成長を願われて創造されているのだと知り、親の深遠さと慈悲深さに心が奪われてしまいました。神は、万物をつくっただけでなく、それを維持するためのシステム・摂理をつくられました。私たち人間も、神からつくられた被造物である以上そのルールに従わなければなりません。しかし人間だけには神から自由意志が与えられ、神の摂理に従うか否かは各々の自由意志にまかされています。私たちは、摂理の背後に存在する“神の愛”を心から受け取り、摂理に一致する選択を重ね、親なる神の願いに応える努力を重ねていこうと思いました。親の願いに反することをすればするほど、居心地の悪い場所におちていくことを痛感いたしました。親様の愛・願い・意志を見失わないないように常に図を思い起こし、親様の懐の中で信仰を深めて参りたいと思います。
本日学んだ唯一真実の神観を伝えていくということが、一人一人の魂を救う大きな手立てとなるだけでなく、イエスが主導している大宗教革命を前進させる大きな力になることがわかり、何としてでも正しい神観をこの地球上に浸透させなければならないと、強い使命感がわき上がってきました。兄弟姉妹が神を認め、正しい神を認識し、神の愛のもとで神に向かって生きることができる世界とはどれほど美しいでしょうか。我々はその理想に燃え、霊界の道具として力一杯役割を果たして参りたいと思います。
●今日は神観の続き(摂理としての神・究極の理想としての神)を学びました。5つの神の定義の中では、今日学んだ「摂理としての神」が1番厳しくもあり近寄りがたいと最初は思いました。でもこの感想文を書き出すと摂理の背後には愛があるのだと、やっと理解できました。なぜなら霊的子どもである私達の霊的成長を願うからこそ、摂理を設けて下さった。もし成長を望まず居心地の良い愛だけ与えるというお考えならば、摂理を設けなかっただろうと思ったからです。この愛から生まれた厳しさ、摂理のことを鑑みると、日常生活で自分の周りの人にどう接するか表面的だけの思いやりになってないか常に念頭において実践しなくてはいけないことだと思いました。そのためには自分が摂理に沿った実践をしていないと周りの人には言えないし、言ったとしても説得力はありません。ここが難しいところだと思います。又、5つ目の神の定義である「究極の理想としての神」の中の永遠の霊的進化の道をたどることについては、今肉体を持つ私達にはとても実感することはできにくいですが、自分が霊的成長をし、少しずつでも神の愛を実感し、それを周りの人々にも伝えられるように、霊的エネルギーが枯渇しないように心がけながら、実践していきたいと思います。
●今日はこれまでどの宗教も明らかにできなかった真実の神の姿、真の神観を5つの定義を通して学びました。
神は5つの側面を持ちますが、5つの神が存在するのではなく、1つの神が同時にこれらの定義で満たしているということを早く実感できるようしっかりイメージしていきたいです。この世界が存在する前提としてまず、大霊としての神から始まったと思いますが、次に大切なものは神の愛の発露として被造世界を創造し、我々人間を創造されたことです。神は人間を幸せにするために摂理を準備し、摂理に基づいて被造世界をつくり、人間に分霊を与えています。そして、人間が被造世界の中で、摂理の実践を通して神に近づき喜びや幸福感を感じるように設計されています。真実の神の学びを通して親なる神の愛を知ることができました。私もその愛に応えていきたいです。
また、シルバーバーチが摂理の神を強調している理由がよくわかりました。5つの神の定義をシルバーバーチの言葉から探そうとすると、とにかく摂理の神がたくさん出てきます。従来の宗教が一切説いてこなかった「神と人間の間接的な関係」を伝えていくことが最も重要だったということがわかりました。ご利益信仰ではなく神の摂理に一致した信仰生活を送り、これから伝道していく人達の手本となれるよう努力を重ねていきたいと思います。
●今日の学習によって、神観についてよく理解できたと思います。しかもこれまで頭の中で矛盾しているように感じていた5つの神の定義が、どこに引っかかっていたのかも分からなくなってしまったほど何故かすごく神観がわかったような気がしています。なぜ今まで分からなかったのかという気さえしています。そして、究極の理想としての神という存在に有り難さを感じるようになりました。年を取って色々なことを知るようになって、自身の目指すもの(理想)が段々と分からなくなったところに理想としての神に出会った(気付いた)ということです。改めて神観を学び直したことで、我々を創造し、この世界をつくられた神を自分の理想として生きていけば良いのだと思い、凄く未来が明るくなったように感じています。このように神は生きる上での理想・目標・生きがいとなるもの。この真実の神姿を正しく伝えられるように、さらに理解を深めるとともに、摂理に沿って正しく生きる努力を積み重ねていきたいと思います。
●神は私達ひとりひとりを個別のイメージをもって創造したことにより、同じ個性のものはひとりもないことを知り、ひとりひとりを大切に創造された神の愛を感じました。人間は神と直接つながっていると信じ様々なお願いごとをしてきました。特に大切な願いごとには仲介者を通して必ずかなえられるものと信じてきました。神は摂理を通して間接的に完全平等・完全公平に支配されていて、その摂理に沿った生き方が大切だということを知ることはとても重要なことだと思いました。
これまでの祈りは人間のエゴを押し通し、さらには欲をあおってしまうことにもなるからです。本当の神を知ることは人間の価値観を変え、生き方そのものを大きく変えることになると思います。人間は普段、無神論者だという人もいざピンチになれば神に救いを求めます。すべての人は本来神を信じ、神の愛を求めつづけているということを知り、そのことに希望を託したいと思います。
●真実の神観の5つの中の4つめの摂理としての神、5つめの究極の理想としての神を学習しました。
摂理は神の愛、すべての人間の幸せを願い、愛の思いからつくられたものを知ることで、摂理から神の愛の深さにふれる事が出来たかと思います。神の愛を摂理から知る、利他愛の実践を通して真実の神へと近づいていける事が学べる、本当に究極だと思いました。霊的無知から人類が不幸になっている、真実の神観を知る事で神の愛を知り、人間も摂理によって支配されているのは全人類を完全平等・完全公平に扱っているんだ、皆が平等だと思い知る。神の愛をシルバーバーチが明らかにしてくれて、そして、イエスの再臨によって更なる摂理を知る事が出来て、霊的無知を霊的知へ変えていけるように摂理をしっかりと自分の中に入れて、利他愛の実践で真実の愛を自分でしっかりとやっていきたいと決意しました。
●今日の学習は前回に続き、5つの神観の定義でした。そしてそれは、他の宗教では説く事が出来なく、聞く事も出来ない内容です。霊界人が認識している神とはどういったものかを5つの神観に分けて教えていただきました。まずビデオで摂理の神、究極の理想の神を教わり、最後に全体としての神観を改めて学習しました。大変わかりやすく、良く理解する事が出来ました。でも本当に理解するのは、霊界に行ってからだと知り、又死を迎える事で素晴らしい事が待っていると思うと、ワクワクした気持ちが込み上げて来ました。そしてその為には、他の宗教では教えてもらえない5つの神観を認識し、摂理(法則)を実践して究極の理想の神を目指して行こうと改めて思いました。そしてそれを知らない人に伝えて行こうと心に誓いました。
●本日は、神観、後半「摂理(法則)としての神」「究極の理想としての神」をまず学びました。従来の宗教では直接的な関係と思われていましたが、私も同じく祈ればもしかしたら叶うのではないかと思っていました。なので、摂理を介した間接的な関係であるという事実を知ったことは大きなことでした。日々の生活の中で、利他愛を実践することで摂理が働いていること、そして摂理は大霊の愛から造られたものであることを少しずつでも実感することが出来ました。全人類を“完全平等・完全公平”に扱っている事実を多くの方々に知ってほしいです。全てに法則が働いている、偶然も奇跡もなく、あらゆることに法則が働いている、種をまけば芽が出て花が咲き実をつけ、熟し、落ちまた芽が出る、その機械的な自然法則に改めて神は偉大なる存在なのだと思いました。「究極の理想としての神」これを知ったのも大きなことでした。以前は人間は、神の中に溶け込んでしまうのではないかと思っていました。なので無限に永遠に存在するという事実に正直最初は驚きました。私達人間は神に近づくために、神を求めるために今学んでいるのだと、それが目標なのだと、近づくにつれ愛を実感出来るのだということを知ったことはとても大きなことでした。前回と合わせて5つの神観を学びました。これを伝える義務があります。スピリチュアリストとして大きな責任を感じています。自分の生き方を通し示し、一人でも多くの方々に真理を伝えるために一日一日大事に摂理に沿って生き、利他愛の実践を行ってまいります。
●本日は、前回の続きでスピリチュアリズムの神観①~③の復習と④摂理(法則)としての神・⑤究極の理想としての神を学びました。特に④摂理(法則)としての神と⑤究極の理想としての神は、学べば学ぶほど大事なことのような気がしてきました。人間が何のために生まれて、どこに向かって生きていけばよいのか、何も知らないとただただ路頭に迷ってしまうところ、神の定義を知ることで目指すべき生き方と正しい信仰が出来るのでとてもありがたいと感じました。これから困難が起きたとしても摂理に沿った考え方や行動を取り、利他愛の実践を通して霊的成長をして、少しでも神に近づいていけるよう努力していきたいと思いました。
●本日は5つ合わせた真実の神について学びました。
神は霊界宇宙の万物を創造し、全存在の内外すべてに遍在し、そこには愛が充満し、摂理を通して万物を支配されている中で、私達人間は分霊として存在していることに畏敬の念を感じます。神について霊界と宇宙の正しい認識を与えられ、神が願う世界に近づけるよう、利他愛の実践や神への祈りの実践をし、霊的成長を求め続けていきたいと思います。