2025.7.6(日)

 

 スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]…神観

 

神に関する考え方は信仰の土台となる重要なものですが、現在に至るまで地上には人類共通の神観は存在しませんでした。

イエスは、霊界における唯一・共通の神観を、すべての人間が神の子どもとして霊的成長の道を歩めるよう心から願い、「シルバーバーチの霊訓」を通して地上にもたらしてくださいました。

そうしたイエスの人類に対する深い愛が込められた神観をビデオで学習しました。

 

神観はスピリチュアリズム思想の中の、救済の観点と宗教の観点から見た全体像と同様に、スピリチュアリズムの重要な土台となる内容になっています。真実の神の姿を知ることで、正しい信仰実践・霊的成長の道へ歩みを進めることができるようになります。

 

神観のビデオ学習の内容は以下になります。

(3)シルバーバーチによって示された真実の神観――“5つの神の定義”

①創造主としての神

②大霊としての神

③愛の始原としての神(愛なる神)

④摂理法則としての神

⑤究極の理想としての神

“5つの神の定義”を2回に分けて学習していきます。

 

今回の学習内容

 

①創造主としての神

・神は、霊界と宇宙と、そこに存在するすべてを創造された。

・神は、ご自分の生命を付与して、全生命体を造られた。

・唯物主義に基づく進化論は間違い、すべては神の働きかけによる段階的創造=進化的創造論

・神は、ご自分の一部を分霊として人間に与え、人間を個別の永遠の霊的存在者とされた。

・神は人間にとって“霊的親“であり、人間は皆“神の子供”である。

*人間だけが、神の特別な愛によって神の分霊が与えられ創造された。分霊の付与こそ、神の愛の深さを示すものとなる。

 

シルバーバーチの言葉

「あなた方は、大霊(神)の子供なのです。その愛と叡智をもって全宇宙を創造した神の子供なのです。」

                                      (Wisdom  of Silver Birch

 

 

 

②大霊としての神

・神は、無形で無限に広がる意識体(心的存在)として存在

・神は、すべてを包み込む“大きな心”のような存在。

――被造世界(霊界・宇宙)と被造物に遍在している。

・人間は神の愛に包まれて存在している。

 

シルバーバーチの言葉

「大霊は全宇宙のすみずみまで行きわたっています。人間が知り得る極微のものであろうと、まだ物質界には明かされていないものであろうと、そのすべてに遍在しています。大霊は、あらゆる生命体に充満しています。」

                                (シルバーバーチの教え・上)

 

 

③愛の始原としての神

・神は、霊界・宇宙とすべての生命体と存在物を“愛”から想像された。

――被造世界は“神の愛”が充満している。

・神の愛は“究極の利他愛”・“完全無欠な至高の愛”

・神と人間は”愛の絆”で結ばれている=親子愛

・神と人間の縦の愛を、人間同士の横の愛の関係(人類愛)に展開することで、全人類は神を共通の親とする“霊的一大家族”となる。

 

シルバーバーチの言葉

「大霊が私たちに生命を吹き込んだため、私たちは共通の絆を持つことになりました。全世界のすべての大霊の子供たちは、愛の絆によって深く結ばれています。(中略)人間を“一大家族”として結びつけているのは、大霊の愛なのです。」

                                (Philosophy of Siver Birch)  

 

 

 

 


✿参加者の感想

 

●本日はシルバーバーチによって示された真実の神観/5つの神の定義について学びました。

私たちは、人類に先がけて真実の神の姿を知り、それをもとに正しい信仰人生を歩むことができています。その恩恵に、心から感謝の気持ちがわいてきました。

肉体を持つことによって、神への実感をほんの少ししか持つことができませんが、だからこそもっともっと神を知りたくて、実感を持ちたくて摂理に沿った生き方をしたいと願うのだと思います。そのハンディキャップ、葛藤が、魂を大きくしてくれるものであり、これも親なる神の愛なのだということを知りました。

イエスは、人類を救うための第一歩として、正しい神の姿を教え、それを信仰させることからはじめられました。そして今、幾多の困難を乗り越え、何千年の時をかけて地上人のもとに正しい神の姿を届けてくださいました。そして私たちは、実際に手にすることができました。私たちは、それを正しく理解し、イメージし、信仰していかなければなりません。これは、真理を知った者の義務であり責任だと思います。

神への信仰は、一朝一夕には完成しませんし、人生の最後まで続いていくものです。ですが、くり返しくり返し、日々の祈りの中で正しい神の姿をイメージしながら、神への信仰心(縦の絆)を築いていこうと思います。

 

 

 

●地上では神について様々な考え方をしているため、多様な神観が存在しています。その結果、それらの異なる神観がぶつかり合う度に、もの事が起こり、しばしば戦争にまで発展します。これらは、現在進行中の出来事でもあり、宗教の違い、つまり異なる神観が争いの火種であることは誰の目にも明らかな事実といえます。しかし、この世界の宗教には、この問題をどうすることもできません。でも、霊界に目を向けると、そこにはたった1つの宗教(信仰)しかなく、そして争いは存在しないというのです。それは真実は1つしかないから、疑いようのない実感を伴ってその真実を感じるからだといいます。その真実をイエスが、シルバーバーチを通して伝えてくださいました。

今日はそのシルバーバーチが示してくれた真実の神観の中から3つを学習しました。その中でも特に神が愛の思いから私たち一人一人を生み出したことによって、神と人間は親子の絆があること。そして神の子供である私たちは、兄弟姉妹として愛し合うことを、親なる神が願っておられることは本当に心にぐっと迫るものを感じました。

まずは私たちが、この真実をしっかりと心に刻み実践して神に喜んでいただきたいと思います。そして、それが私たちの周りから世界に広がっていくよう、心と知識と行いを磨いていきたいと思います。

 

 

 

●今日は思想体系Ⅱの神観について学びました。

思想体系Ⅱの全体図については「人間は3つの世界(神・霊界・地上世界)に接して生きている」という事実に驚きました。

この地上人生を終えて霊界に行く、という認識.だったからです。ですので、やはり基本をおさえて理解するということはとても重要だと思いました。

神観については、多くの要素を持ち大事な事柄であるとともに、スピリチュアリズムを知らない方にも真っ先に伝えたい事実であると思います。今日学んだ中では、一人一人をイメージして私たちに分霊を与えてくださった、ということや、神の愛は、地球上の人間に等しく注がれているということを、自分はちっぽけな存在で生きている価値がない、と思っている方や、神に祈れば祈るほど救われる、と教えられてきた地上の間違った宗教を信じている方々に、ぜひお伝えしたいという気持ちが湧き上がってきました。いつかそのチャンスが来てもいいように、自分の言葉で話せるよう早速声に出して、自分自身に説明してみます。また、日常生活では“究極の利他愛”を少しでも周りの方々に顕現できるように、利己的な気持ちを抑えて前向きに実践していきたいと思います。

 

 

 

●本日は、人間が接している3つの世界のうちの1つ、愛なる神、神観の一部について学びを深めました。

完全なる神が、あらゆるものを愛から想像され、遍在しているという真実を学び、親である大霊の存在を想うと、不安や恐れが一掃され安心する気持ちを感じられます。

分霊として愛をもって神の霊を分け与えられた私たちは、霊的成長という大事な要素を追い求めて、人類愛をより大きくしていき、この霊界の宗教を地上に広めていく一つの兵士に自らを近づけていきたいと思いました。

 

 

 

●本日は大樹の2つ目の大枝、スピリチュアリズムの思想体系Ⅱ(水平軸)から神観を学びました。

水平軸は私達人間を取り巻く世界について、人間観で学んだ人間の構成要素のどの部分が、どこの世界に属しているかを図を使って示して頂き良く分かりました。そして神観は、今までどの宗教も明らかに出来なかった正真正銘の神観であり、そこにはイエスからシルバーバーチによって明かされた、今までスピリチュアリズム以外の所では明かされなかった内容でした。

私は子供の頃から他の宗教を信仰していて、そこで教わった神とは、教祖が神がかる事で神になるというものでした。しかし、スピリチュアリズムの説く神は、人間が想像もつかない所に有りました。私はスピリチュアリズムによって、本当の神と私達の関係、そこに存在する全てのものに神が浸透していると言う事が良く分かりました。

今後私達スピリチュアリストは、この真実を掲げて来るべき大宗教革命に臨みたいと思いました。

 

 

 

●真実の神(5つの神の定義)の中の3つを学び、霊界と宇宙、すべての万物を創造された事を知り、そして神は自分の一部を分霊として人間を創造されたと知り、そして、本日の学びで1人1人の個をイメージされたと知り、だから1人1人性格も違う人間がいるのかとあらためて神に対する視点がかわりました。それも人間だけが霊的存在、霊的成長を求めるようになっていると聞き、神の愛の深さをここまで知る事はなかったです。神と人間は親子愛、人間同士は人類愛、全人類が愛の絆で結ばれる霊的一大家族、霊的同胞世界(愛の有機的世界)が実現出来れば、本当に現代の悲惨な世界はなくなるのではないかと思いました。神は、人間に分霊を与え、人間に永遠に成長し続けるように創造された事に特別な愛を感じ、究極の利他愛に少しでも学んできてほしいとの、計り知れない神の愛の深さ、愛に包まれているのだと思いました。

神の分霊としての思いを持ち学んだ事を伝えていけるようにしていきます。

 

 

 

●これまで日本でも、神を人間によく似た気まぐれな存在とし“バチがあたる”“さわらぬ神にたたりなし”と敬いもし畏れても来ました。しかし、スピリチュアリズムによってもたらされた正しい神観により、神は霊界と宇宙とそこに存在する万物を創造し、さらに自分の生命を付与して全生命体を創造し、自分の一部を分霊として人間に与えることにより、神は人間にとっての霊的親となり、神がその愛をふり注ぐための“神の子供”である人間を創造された事が明らかにされました。神の霊がすべてに遍在し“神の愛”に満たされていることをひとりでも人々に伝えて、この神と人間との縦の愛を、人間同士の愛=人類愛に進めてゆく実践を、これからがんばってゆかねばならないと思いました。

 

 

 

●今日は大樹の一つの大枝の思想体系Ⅱから神観を学びました。神観の中の①創造主としての神の学びの中では、万物の創造の中で「進化論」を疑いもせず信じてきたので、万物の進化は神のイメージによる神の働きかけによる「段階的創造」であるという真実を知りました。少し驚きましたが、多くの方々が間違った教えをそのまま信じていらっしゃるので伝えて行きたいです。そして、人間だけが分霊を与えられ、それも一人一人イメージして創造された、霊的成長を求める霊的本性を持っている、という事実を知った私達は幸せだと改めて思いました。次に②大霊としてのを学びました。正直大きすぎて、そして実感として感じられないため、学びを深め信仰心をもって理解を深めてまいります。次に③愛の始原としての神(愛なる神)を学びました。全てに神の愛が充満している、全てに神が宿り、神の愛が注がれているという事実、そして人間だけが特別な愛が注がれている、そのことに本当にありがたいと思いました。その愛を全ての物に、全ての人々に注げるよう努力してまいります。2000年前イエスは「愛の神」として人々に神を伝えてきました。そのイエスが日本を拠点として働きかけを行っています。これから宗教難民が地上にあふれていくと思いますが、間違った神観を正しい神観に認識を改めていただけるよう学びを深めてまいります。

 

 

 

●本日はシルバーバーチによって示された真実の神観についてビデオ講義で学びました。

シルバーバーチによって示された真実の神観は、改めて学び直しても素晴らしい内容でした。人間は偶然による進化の繰り返しではなく、神が一人一人の人間に分霊を与え、独立した存在として永遠に成長し続ける存在という画期的な事実には、思い起こす度に心を打たれます。一人一人の人間を神が愛から創造したことも、他の宗教の方達や時期の来た人達に正しく伝えたいと思います。イエスは2000年以上もの間、神の座に祀り上げられ、本当の神の姿を知らない人類に対して悲しみに暮れていたということなので、自分達スピリチュアリストが、イエスが一番伝えたかった愛の神の概念を正しく人々に伝え、正しい信仰生活を送り、他の宗教信者や一般の人達の手本となれるよう日々精進していかなければならないと感じました。

 

 

 

●本日は思想体系Ⅱ「神観」を改めて学習しました。

全ての存在物は神によって愛から想像された。それを知らないが故に、大多数の人類は存在物(物質)を分かったようなつもりになって、コントロールできると思い、しかも自分たちの都合のよいようにできると錯覚してしまいました。それがさまざまなひずみを生み、いろいろとおかしくなっているように感じます。すべては無知が起因しているので、神についての真実を知り、神が創造したことに気付く必要があると思いました。