2023.5.7(日) 

 

〈救済の観点から見た

     スピリチュアリズムの全体像〉

 

スピリチュアリズムとは“どのようなものなのか?” “誰が何のためにはじめたことなのか?” スピリチュアリズムの本質を理解するために、救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像を、数回に分けて学習をしていきます。

学習内容は以下の5つの項目に分かれています。

(1)スピリチュアリズム運動とは

      霊界主導の地球人類救済計画

(2)スピリチュアリズムによる

      地球人類救済計画の全体像

(3)霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス

(4)霊的真理による自力救済のプロセス

(5)学習のまとめ

 

今回は3つめの項目(3霊的真理を地上に降ろすまでのプロセスについて学習しました。

 

地上の人間は霊的なことを何も知らず、物質世界だけがすべてだと思い、物質中心主義と利己主義が支配する悲劇に覆われた世界をつくってしましました。そうした惨状を見てきた霊界の高級霊たちは、悲劇の元凶である霊的無知から人類を救い出すために霊的真理を地上に降ろすことを決意しました。

1848年アメリカのフォックス家で起こった心霊現象を皮切りに、地上でスピチュアリズム運動が開始されました。

霊界側によって綿密な計画と周到な準備がなされ、地上に霊的真理が降ろされるまでのプロセスについて確認しました。

 

心霊現象の演出=(霊界通信準備)➡霊魂説の証明霊界通信霊的真理霊的知識検証選別霊的無知の克服

 

霊界側は、当時一流の科学者たちに幽霊現象や物質化現象を検証させ霊魂説を証明しました。

霊魂説とは……次の3つの内容を含みます。  ・人間は死後も霊として存続する

                       ・霊の住む死後の世界(霊界)が存在する

                       ・霊界から地上に働きかけることが可能

 

 

心霊現象によって霊魂説が証明され、当初からの目的である霊界通信が送られてきました。

霊界通信とは……霊界にいる霊が地上の霊媒を通してメッセージを送る現象。

                     ・霊界通信にはさまざまなレベルがある

                     ・通信霊は、高級霊から低級霊まで

                     ・霊媒の霊性・人間性・霊能力はそれぞれ異なる  

 

膨大な霊界通信の中から、検証選別により高級霊によってもたらされた人類の霊的進化の指針となる霊的真理が選び出されました。厳しい検証を経て選び抜かれた特に優れた霊界通信=“世界三大霊訓”

世界三大霊訓とは……           ・アラン・カルデック……『霊の書』

                     ・ステイントン・モーゼス……『霊訓』

                     ・モーリス・バーバネル……『シルバーバーチの霊訓』

その中から最も優れた霊界通信➡『シルバーバーチの霊訓』 *人類史上最高の叡智

                            *人類にとっての最高のバイブル 

                            *スピチュアリズム思想の最高峰

 

 

霊界の高級霊の深い愛の思いと、根気強い段階的働きかけにより地上人は、高次元の霊的思想を受け入れることができるようになりました。それによって霊的無知を克服し、霊を中心とした生き方へと歩み出すことができるようになります。

こうした霊界側の苦労と努力によってもたらされた霊的真理を『シルバーバーチの霊訓』として手にした私たちは、地上人として最高の恩恵を受けることができました。霊界側の思いに応えてスピチュアリズムを中心とした霊的人生を歩んでまいりましょう。

 

 

「忘れないでいただきたいのは、私たち霊団の者は、暗闇に閉ざされた地上界へ光明をもたらすために片時も休むことなく全力を尽くしているということです。(中略)ここに神殿を築く仕事は休むことなく続けられています。エネルギーを蓄えること、いろいろと実験を試みること等々、くる日もくる日も、昼夜の別なく、この部屋での交霊会の準備のために大勢の霊が出入りしています。

 あなた方が電話で話をしようとするとき、電話機を製造するために働いている人たちのことは念頭にありません。あなた方は電話口に向かってしゃべるだけで、先方もそれを聞いて受け答えをするだけです。が、実際は大勢の人たちの働きがあるからこそ両者は話が通じるわけです。私たちがやっている通信も、それと同じです。あなた方はこちらがしゃべったことを聞くだけですが、実際には両者の間で多くの仕事がなされているのです。」 

 

                                            (シルバーバーチの教え・下 P27.後ろから6行目~P29.2行目 

                                                 


✿参加者の感想✿

 

●スピリチュアリズム運動が霊界主導の地球人類救済計画ということで、段階的に進められてきたことを知りました。

第1段階……物理的心霊現象の演出を通じて「霊魂説」の正当性を証明する。

第2段階……霊界通信を通じて霊的知識、霊的情報を示す。

第3段階……優れた霊界通信を選び出して、高度な霊的知識と実践的な霊的教訓を得る。

また、スピリチュアリズムにも段階があって、現象レベルから信仰レベルまで、それぞれのちがいを知ることができました。

 

 

 

●今日は霊的真理を地上に降ろすまでのプロセスの学習をしました。古いスピリチュアリズムの部分です。

心霊現象・霊魂説の証明・霊界通信の細かな部分、そしてシルバーバーチの霊訓が地上に降ろされた時の部分の学習、スピリチュアリズムの元となる部分です。人に最初に説明をする時に、しっかり憶えとかないといけない部分だと思いました。

どうしてスピリチュアリズム運動が始まったか?シルバーバーチの霊訓をはじめ、三大霊訓がおろされたか? イエス主体に始まったスピリチュアリズム運動の説明にかかせない学習でした。

 

 

 

●毎月1回のこの読書会が楽しみかつ、自分の1ヵ月分の考え方などを正しく軌道修正する機会となっています。

改めて、地上に降ろすまでのプロセスを学び、高級霊団の方々のそれまでの時間や想いの深さを感じ、とてもありがたく思います。“何事も、プロセスが必要なのだ”という認識を自分の生活にあてはめながら考えながらきいていました。

それは、自分のことだけではなく、これから普及活動を実践していく時にも、大事なことであると思いました。

伝える時の基本的なこととして、説明できるようにとおっしゃっていただいた、スピリチュアリズムによる地球人類救済計画の全体像を、見なくても言えるように、自分に落とし込んでいきたいなと思います。

 

 

 

●本日は、真理を地上に降ろすまでのプロセスを学びました。

何回か聞いている(読んでいる)内容ではありましたが、改めてぼう大な手間と時間をかけて、真理が降ろされたことを受けとめ、感謝と共にしっかりと真理の理解に努めていきたいと思っています。そして、自分自身が今、ここにいることを必然と受けとめ、そのときそのときでの最高の意識をもって、生きていきたいと思います。(ここは、最近、徐々に大きく感じる自分自身や、日本人である自分自身への期待に対して…)

 

 

 

●霊的真理を地上に降ろすまでのプロセスを今日学びました。

1848年から始まった、3段階までのプロセス、いかに地上人の霊的レベルが低かったかそれを思うと、今日までの道のりがいかに大変だったか、どれほどの霊界の方々が係わってこられたかを思うと頭が下がります。そして段階を経て、普及会の40年以上に渡る努力のおかげで私達は学ばせてもらっています。真のスピリチュアリストになるために、非常にありがたいことです。これまで数多くの反発があったことも改めて知りました。特に残念なのが、一番の敵が同じスピリチュアリストの中に居るということです。シルバーバーチは何度も何度も言っています。私はマウスピースに過ぎないと、私は道具に過ぎないと、なぜ反対するのか分かりません。日本に居るスピリチュアリストの人達は霊界でイエスに誓いを立てて産まれて来たと思います。私もその中の一人だと今は思っています。反対する多くの方々がいつか、目を覚ましてくれることをお祈りします。

そして、めぐまれた私は必ず真のスピリチュアリストになり神の書「シルバーバーチの霊訓」を軸に思想体系と共に広げて霊界の道具として兵士として邁進してまいります。

 

 

 

●霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス (1)のプロセス

霊界通信を送るための心霊現象、霊的無知から霊界通信を受け取るには信じやすい順番だったのかと思いました。

・とにかく人の役に立つこと、利他主義を日常生活でも意識しています。

・私事ですが、仕事中に事故を起こしました。このことはもちろん偶然ではなく必然だと思っています。(色々なことを考えました)人の役に立たないといけないのに、人に迷惑をかけてものすごく落ち込みましたが、自分を客観的に見て今以上に、霊的成長を目指します。

 

 

 

●霊的真理を物理現象から始めなければならなかったこと

私事ですが、早く母親を亡くし、とても親子が親密であったために、あまりのふさぎように自殺でもしかねないと思われ、いとこに兄弟と共に口寄せにさそわれたそうです。はじめまったく信じていなかった兄弟もそれぞれに対するメッセージがあまりに的を得ているので、涙にむせんだそうです。「49日を過ぎたら戻りにくくなるのでもう呼ばないで」いわれ護摩の供養だけしてほしいといわれ、そのおかげで降霊にのめり込まずにすみました。死後も存在するという証明にはとても良かったのだと思います。ただ、「シルバーバーチの霊訓」を読んで心に沁みる人は多くないと思いますが、たしかにその深い理解と実践は普及会さんにつながらなければその場どまりでかなわないと思います。「英雄の書」というAIにかかわる脳科学者の本を読み、本当の英雄というのは徹底的な利他主義なのだと、自分が相手にとって良いと思われたことをしたのに非難されたとしても“ではどうすれば良かったのか?”と考えるだけなので落ち込むことがないというのです。自分というのがまったくないのだそうです。実際に利他的ということがどういうものかということを教えていただいたと思います。すこしづつ近づきたいと思います。