2026.4月5日(日)

 <スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]> 

       【人間観】

 ●霊と、魂(霊の心)

 ●心・意識とは

 

 

<スピリチュアリズムの思想Ⅲ>

 ●霊的人生を送るための実践項目〈2〉

(4)利他愛を実践するうえでの3つの

   ポイント

(輪読とポイントの確認)

 

 

 

今回は、先回に続いて人間観について学習しました。先回の学習で人間は、3つの霊的要素と2つの物質的要素を合わせた5つの構成要素で成り立っていることを学びました。そして、5つの構成要素の中でもっとも重要なものが“霊”であることを確認しました。

今回は、人間にとってもっとも重要な“霊”神の分霊であること、その霊を取り巻く“霊の心”(魂)についてさらに理解を深めました。その上で、人間は霊の心(霊的意識)肉の心(肉体本能的意識)という2つの心をもっていて、両者は絶えず葛藤をしていることを学びました。人間にとって真の幸福は霊的成長です。霊的成長をするためには、2つの心をコントロールすることが必須であることを確認しました。

シルバーバーチによって人類史上、はじめて明らかにされた画期的な人間についての真実を学習しました。

 

●前半の学習

霊と、魂(霊の心)

が人間の一番の核(中心)・本質

大霊(神)の分霊――霊的モナド

・魂(霊の心)は霊の表現器官

(魂は知・情・意として表現される)

 

 

心・意識とは

・霊の心(霊的意識)…神の分霊から出るもので利他的方向を志向

・肉の心(肉体本能的意識)…動物と共通の意識で生命の維持と種の繫殖を目的とした行為(食欲・睡眠欲・性欲など)を促す、利己的方向を志向

 

・人間は、霊の心(霊的意識)と肉の心(肉体本能的意識)の2つの心をもっている

・霊の心(霊的意識)の大部分は潜在意識となっている

・霊の心(霊的意識)の一部と、肉の心(肉体本能的意識)の全部を合わせたものを心として感じている=顕在意識(自覚意識)

 

・一般の地上人には霊の心(霊的意識)と肉体本能の区別がつかない

・地上人が心として自覚しているのは、霊的意識の一部分と肉体本能的意識

 

 

<シルバーバーチの言葉>

「霊はあなた全体の中の神性を帯びた部分を言うのです。それはこの全宇宙を創造し計画し運用してきた大いなる霊と本質的には全く同じ霊なのです。つまりあなたの奥にはいわゆる“神”の属性である莫大なエネルギーの全てを未熟な形、あるいはミニチュアの形、つまり小宇宙の形で秘めているのです。」

                                        『シルバーバーチの霊訓①』p27

 

 

<シルバーバーチの言葉>

「人間は本質的に二重の要素をそなえているのです。動物時代の本能の名残と神の分霊とがあって、それがあなたの存在の中で常に葛藤しており、そして、そのいずれかを選ぶ自由意志を持つあなたがいるわけです。そこに進化の要素があるのです。あなたとしてはなるべく動物性を抑え、潜在する神性を発揮する方向で努力しないといけません。

                                          『霊的進化の道しるべ』p46

 

 

 

●後半の学習

(4)利他愛を実践するうえでの3つのポイント

スピリチュアリズムの思想体系Ⅲ 3.霊的人生を送るための実践項目〈2〉利他の実践

 

1)先に与える――与える(愛する)ことを、(愛される)ことよりも優先する

  ・愛を求めることは人間の“霊的本性”だが…

  ・神が定めた「利他性の法則}――先に与える・先に愛する

  ・愛の関係の主体者・出発者となる

  ・「霊的真理」に対する確信と勇気が必要

 

2)与え続ける――与え続けることの困難を克服する

  ・ひたすら与え続ける

  ・高級霊の忍耐と寛容性に倣って

  ・与え続けても決して損はしない――与えれば与えるほど、より多くの霊的宝を得る

  ・与えることだけに意識を向ければよい

 

3)相手を選ばない――“好き嫌い”という人間的感情を乗り越える

  ・イエスの教えの真髄――“敵をも愛せ”

  ・相手を選ばない愛

  ・家族愛以上に“人類愛”を優先

 

◎まとめ――利他愛実践の3つのポイント

   ◆先に与える

   ・愛されることを期待しない・愛する主体者になる

   ・霊的真理に基づく確信と勇気が必要とされる

 

     ◆与え続ける

   ・見返りを期待しないで与え続ける

   ・霊的視野に立った忍耐と寛容性が必要とされる

 

   ◆誰にでも与える

   ・好き嫌いで与える相手を選ばない

   ・霊的視野に立った相手への見方と、真の人類愛が必要とされる

 

<シルバーバーチの言葉>

「最高の徳は愛他的です。愛すべきだから愛する、愛こそ神の摂理を成就することであることを知るが故に愛する、これです。」

                                       『シルバーバーチの霊訓①』p.143

 

<シルバーバーチの言葉>

「好感を覚える人を愛するのはやさしいことです。そこには徳性も神聖さもありません。好感の持てない人を愛する―これが魂の霊格の高さを示します。あなたに憎しみを抱いている人のもとに赴くこと、あなたの気に食わぬ人のために手を差しのべること、これは容易なことではありません。確かに難しいことです。しかし、あなた方は常に理想を目標としなければいけません。他人にできないことをする、これが奉仕の奉仕たるゆえんだからです。可愛そうにと思える人に優しくする、これは別に難しいことではありません。気心の合った人に同情する、これも難しいことではありません。が、敵を愛する、これは実に難しいことです。(中略)

愛らしい顔をした子供を治療してあげる、これはやさしいことです。しかし、奇形の顔をした気の毒な人、ぞっとするような容貌の人を治療するのは並大抵の心がけではできません。が、それが奉仕です。真の愛は大小優劣の判断を求めません。愛するということ以外に表現の方法がないから愛するまでです。」

                                    『シルバーバーチの霊訓①』p.142~143